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ひとつのコラム






笹峰霧子制作

忙しい忙しいの電話での話がつづくと初めは大変ねとか、活気があるなあとか相槌を打ってやるが、その内延々と続くその言葉が耳元で破裂するような気がしてこちらとしては次第に気分が萎えて声も細くなり、ついに、疲れたから…と本音が出てしまう。

それまで息も切らず話していた声がハッと止まり、プチンと切れる場合もあるし、どうしたの?とふしぎそうに尋ねるときもあって、電話の先の相手の状態が掴みとれないようである。

この状況は対面して話しているとなかなか味わないことだが電話ではよくあることだ。


こういう状況が毎日になると、電話の主の名前を見て、まだ話を聞いていないのに疲れが前送りされてくる。

もちょっと大人になってほしいなぁと思う。
そのことをひとに話すと、そりゃあ聞いてやらねばなぁと他人事だと思って簡単に言う。

自分の精神のバランスを取る容量だけでもぎりぎりの境界線にあるのにそれ以上増えたらそりゃあ参っちゃうよ。
大黒様が出てきて傷口を優しく手当してもらったあの小動物が羨ましいな。

そんな憧憬があって大黒様だと思っていてもちくりとやられることもある。
安穏な空間を手に入れようと思えばひとりで彷徨うのが一番いいのだ。
精神的にも物理的にも……。

だれかを誘ってどこかに行こうなんて思わないほうがいいのだよ。
なにもないってことは絶対ないんだから……、人間と一緒だとね。

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