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2014. 05. 17  
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群青5月の課題漢字一文字【残】をテーマに書いた作品


人間の平均寿命から考えて、残りの命の期間はこれまでの何分の一かだと今更ながら驚いている。
夭折した人を除いても、そこそこの年でもう逝った者もいる。

ついこの間まで新しいことを始める意欲が旺盛な自分ではあったが、この頃はそういう気もなくなった。
だが最近思いがけなく俳句のサークルにお誘いを受けて、二回句を作って提出した。

このことは若い頃習い事を始めたときのように巧くなろうとかいうのではなく、句を作ることによって野山などへ出かけた時に見つめる自然への目が拓けていくのではないかという期待からである。

これまで小説や詩を書くことにのみに集中していたので、自然の中に居てもそれと比例して自分の心を見つることが多かった。
また他人の生きざまをテーマに長編小説を書いたときには、主人公のドラマをいかにリアルに繰り広げられるかを観点にしていた。

句をつくる人は吟行をされているが、以前短歌を勉強していた頃城山に上がって鶯の声を聞いたとき、すぐ歌が詠めたことがあった。

句作は川柳でも同じで、毎日夜のウォーキングをしていたころ、ひと回りして帰るまでにその日の投稿句五つを作っていた。
頭で考えるだけではどうしても浮かばないテーマでも、その場に身を置くとふっと浮かぶ。

私は句や詩は頭で考えるものではなく、身体が感じて脳がぽっと反応して生まれるものだという風に捉えている。

年を重ねるとそういう感性が持てるものかどうかを問われることがあるが、それは将来的にどういう状態になるのかは自分でもわからない。
でも感情が有る限り、浮かぶ思いもあるだろう。

残りの人生を感性豊かに生きていたいものだ。


目も疲れやすくなり読書の体力がなくなったとしても、どこかにぽつねんと居て何かを感じれればいい。

独りでさびしいでしょうとよく言われるが、そういう時間は私にとってとても貴重なひとときなのだ。

誰にも邪魔されたくない時間。自分が自分を味わえる大切な時でもある。


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