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折々の記

archive: 2014年04月  1/1

結婚という足かせ

photo by 写真集 足成この短編小説は投稿サイト「時空モノガタリ」のコンテストテーマ『結婚』に応募した作品です。「願えるものなら・・」日出男の独り言のような呟きが裏山の草叢にちょこんとふたりで並んで座った慶子の記憶からいつまでも消えることはなかった。その年の夏休みは思いがけない出来事で終始したのだ。 慶子21歳。高校を卒業と同時に入学した大学へ通学することもなく退学を余儀なくされた。母の希世子は慶子...

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わが子への想念

No image

(c) .foto project私は家族の中で仲裁が全くできない人間でした。娘が中学から高校にかけて父親に反抗していたとき、私は両者を取り持つすべを知らずびくびくするばかりでした。父親のほうは娘のことを案じて、事あるごとに批判し何かを指示したいようでしたが、自分自身が子供との接触をしてトラブルを解消しようとはせず私に指示するばかりでした。そういう事態に陥るたびに、私は娘に父親の意思を伝えることもせず逃げ腰になっ...

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こころの嵐

群青4月の課題漢字一文字【嵐】をテーマに書いた作品冬の風がゆるみ春のそよ風に移っても揺らぐこころの嵐は冷たいままの冬を引きずっている そして万物の晴れやかな移ろいに ブルーなヴェールをかける ふたりが育んだ愛の貯蓄が運命の悪戯により ゼロに変わるとき為すすべが見つからない花たちは自らの花びらを一枚ずつ失いながら悲しむ人をひしと抱きしめる花の香はものいわぬこゑで あなたに語りかけているのに赤い花も白い花...

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これからの暮らし

最近引っ込みがちの暮らしで友人らと会うこともないし、まめに私のことを心配して電話をしてくれる者が、娘の他にもう一人いるぐらいだ。今日は孫を連れて神戸に行く日になったが、夕べから緊張していて今朝は4時過ぎに目が醒めた。子供と一緒に22時までに寝るせいもあろうが、六時間の睡眠はちょっと少ない。朝起きるといつもより身体がびりびりしていた。血圧を測ってみたらいつもより10ほど高い160あった。毎朝している乾...

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