FC2ブログ
Welcome to my blog

折々の記

archive: 2013年09月  1/1

詩の感想

自分の心を奥深く見つめて祈りにも似た想念を探るとき、詩のフレーズが少しずつ浮かんでくる。言葉を丁寧に選んでコーディネイトしたとき、納得のいくデコレーションが出来上がる。そこにメスを入れる他人の感想――。盛り付けた寿司は飾り物になるが、他人の感想は寿司を見てすぐに食べてしまう人の駄弁。しかも甘さと酸っぱさを程よい加減で調味し色合いよく盛り付けた寿司を、容赦なくばらばらにして、調理人の寿司の味とはかけ離...

  •  0
  •  0

おばけ

ずいぶん昔のおばけに遭遇したもんだ私の記憶の特等席にでんと居座り続けていたおばけ過去のやるせない私の胸をえぐるように得々と語る奴やっと平穏に暮らす自由を獲得したというのに今更ま昼間のおばけとなって出てくるとは何事だ二度と還らぬおばけとなった後何度わたしの夢枕に立ったことだろう懺悔してもらったところでもう半世紀も昔のことだろうに早く私の前から消えろというにはおばけも年を取り過ぎてそういう仕打ちで追っ...

  •  0
  •  0

語らい

**私には時間がないのついこの間まで夢ばかり見ていたから永遠に続くと思っていた未来僕もおなじだよいのち永らえても生きている証がなくなれば死も同然よねそうだねそのとおり……*有象無象の人間より**生きてる証ってあなたにとってなに?そうだなきみと会えることかなでも一年に一度だけの逢瀬雨が降れば会えないものわたしたちこのままでいいのかしらいいんだよ宇宙が消滅しないかぎり僕たちの命は永遠だよそうねあなたの瞬きは...

  •  0
  •  0

雨の音

http://www.flickr.com/photos/cubagallery/群青9月の課題漢字一文字【 音】をテーマに書いた作品五感の中で一番心打たれるのはかつての経験で、耳のような気がする。何故かというと、私は井の中の蛙で旅行などに出かけて素晴らしい景色をみたことがないからだ。その代わり、耳から入るものは家の中にいても感じられる。学生時代のことであるが……、私は母の知り合いの町医者である眼科医に頼み込んで一間借りていた。そこは静かな...

  •  0
  •  0